医療事務 勉強方法&実務体験談

幼稚園教諭 私の経験談

されど幼稚園教諭

専業主婦

私が嫁いだところは、兼業農家で夫婦共稼ぎが主流でした。もちろん同居です。核家族だった私には同居というだけでもプレッシャーで、とてもストレスが溜まりました。その上、専業主婦は「遊んでいる」とか「奥さま」と嘲笑され、肩身の狭い思いをしました。

失業保険の給付を受けていたので、給付が終わるまでには仕事を探そうと思っていました。折りしも夫は仕事が忙しく、帰宅は深夜で待っていた私はよく眠れずに体調を崩してばかりでした。

そして、布団の中で聞こえてきたのは、すぐ近くの保育所の子どもたちが散歩している声でした。かわいい声・・・・年中さんぐらいな?などと思いめぐらしていました。また、園の音楽が聞こえると聞き入って一人で思いにふけっていました。

嘱託教諭

なぜか、ある日役場から電話がかかり、すぐ近くの園で代用を探しているので勤めてもらえないかとの依頼でした。「どうして有資格者だとわかったのだろう」と思いつつも、引き受けることにしました。

保育所に勤めるのは初めてなのでちょっぴりの不安と期待でその日を待っていました。ところが、そんな時に、妊娠が判明。しかも、ひどいつわりが始まり、水分も戻してしまうほどになってしまい、点滴に通うのも毎日になり、とうとう入院という事態になってしまいました。

やっぱり保育は最高

出産を経て数年後、自分が父兄の立場になりました。私の町は幼保一元化に力を入れていて、保育所でありながら幼稚園の要素を取り入れているところです。保育士も毎日よく子どもたちを見てくれました。ただ、私が保育をかじったばかりに、先生たちに対しても厳しい目は持っていたのは確かですし、意見を求められると辛口意見ばかりで、今思うとやりにくい父兄だったと思います。

そこで、一日体験保育ができる日が設けられていました。私も当然参加しました。とても、懐かしく、子どもたちがかわいらしくて、「あぁ~いいなあ・・・」と湧き上がる気持ちを感じました。ずいぶん月日が経って、手遊びや歌の歌詞を忘れてしまってはいますが、子どもたちが喜ぶ顔をみられる幸せは、子どもを持った者としてもより深い喜びになったのではないかと思います。そして、機会が得られば、必ず保育の場に戻りたいと思っています。一度は「たかが保育」と自ら退いた保育の道ではありますが、「されど保育」しかないと私は強く思います。