幼稚園教諭 私の経験談
職場の不満
園長交代
高齢にもかかわらず、園長はその座を他者に譲らないことから、いろいろと問題が出てきました。やはりどんなところでも潮時があるようです。とうとう園長が変わることになり、少しずつ変化が期待されました。が、簡単には好転しませんでした。
園の運営を握っているのが主任だったからです。保育の現場は主任が采配を振るのです。ですので、実権を握るというと聞こえが悪いのですが、実際そういう部分は大きいと思います。
怠慢?
私立幼稚園の弊害とも言うべき、慣習の保育が当たり前になってきた私の職場。改革をしようにも、賛同者がいないのです。私が間違っているのだろうか?でも、明らかに「まあいいか」傾向が蔓延していました。
そんな保育でいいのでしょうか?去年と同じことをしても子どもが違うのだから・・・・という他の先生たちの考え方に、嫌悪感を抱きました。しかし、職場は完全にそれが正当化されていました。私一人が異議を唱えても、改善は難しいことを痛感。だんだんと職場に対する魅力は色あせていきました。
退職
次第に"退職"の二文字がよぎるようになりました。奇しくも、結婚話が持ち上がっており、私の意識は、職場を去る気持ちが強くなっていきました。
園長は退職には難色を示しましたが、県外に嫁ぐことで納得でした。そして、途中で担任を放り出すのは嫌ですし、子どもたちにも申し訳ないと思い、担任を持たないフリーとして半年過ごしました。後に父兄には「ぎりぎりまで担任を持っていてほしかった」と言われました。ありがたい言葉でした。そんなこんなで、結婚退職することになりました。実のところ、職場に見切りをつけて、環境を変えたかったというのが本音です。自分でもずるい気がしましたが、もう逃げ出す気持ちは変わりませんでした。この職場で保育に対する情熱が冷めていたのです。
どこか、後ろめたさを感じつつ、結婚式の準備に没頭することで、頭の中を払拭しようとしていたのかもしれせん。こうして私は県外へと嫁いだのです。

