幼稚園教諭 私の経験談
こんなはずじゃなかったのに
会計事務所
不本意ながらも会計事務員となった私は、伝票おこしやら数字入力など、苦手な数字とにらめっこの日々が続きました。
OA機器の影響か細かい数字の影響か、視力もどんどん落ちていき、ため息ばかりついていました。事務所の先生は、厳しいながらも私の人となりをとても気に入って下さり、できのよくない事務員なのに、優遇して下さったように思います。ですが、やはり一度目指した幼稚園教諭の道はまだ諦めたくありませんでした。
まだ?
職安には、就職したので求人は紹介してもらえず、登録した県の教育委員会も私立幼稚園協会からも連絡はありません。もしかして、ずっと事務員かも・・・・と諦めそうになりながらも、先生が監査に出かけると、即、教育委員会や幼稚園協会に電話をして「まだ求人はありませんか?」「臨時の求人もないですか?」と問い合わせばかりしていました。
事務員の同僚は、簿記1級に合格して、着々と自分の目標に突き進んでいて、うらやましく思うとなお更、焦るばかりで何とも寂しい日々でした。
同僚は、偶然私と科は違いましたが同じ高校でした。ある日、私の担任だった高校の先生が求人活動でうちの事務所にみえて、私の姿にびっくり。「何でお前がここにいるんだ?」と。
県外に就職が決まると、一緒に見学にまで来てくれた先生は今でも私の恩師です。成り行きを話すと、「しばらくは与えられた道を歩いてみろ」と。
チャンス
そんなこんなで、2ヶ月ほどした頃、自宅にある幼稚園から電話がありました。その電話は母が受けたのですが、私の幼少時代に母が入園させたかった有名幼稚園だったので、母のほうが興奮気味でした。今は就職していることを話すと話はストップするかのようだったと言うので、早速連絡すると、代用教員を探しているとのこと。人員が見つからず、私立幼稚園協会で紹介を受けたとのことでした。産休の代用で2ヶ月ほどの雇用でしたが、私はその話に飛びつきました。即、面接をしてもらい、その場で採用の返事をいただいたのです。

